ああ、青くて。 世界はただひたすらに青くて。 大空はただひたすらに青くて。 ああ、青くて。 銀、黒、桃。 三色が織り成す強固な壁。 ああ、高くて。 その壁はただひたすらに高くて。 その壁はただひたすらに硬くて。 非力な俺には登れない。 非力な俺には壊せない。 いつからか。 感じていたのは確かだけど。 ああ、認めたくない。 いつからか。 認めていたのは確かだけど。 ああ、感じたくない。 登れば俺は仲間になれる? 壊せば俺は仲間になれる? ああ、青くて。 世界はただひたすらに青くて。 大空はただひたすらに青くて。 ああ、青くて。 綺麗な青が俺を消し去ってくれればいいのに。 俺はもう、誰も愛したりしないから。 愛したりしないから。
Untitled 昨日、ナルトの素性が7班の連中にバレた。 突然の襲撃。 理由など知らないし、興味も無い。 珍しいことではないし、記憶を消せば済む。 それなのに。 アイツは記憶を消さなかった。 そして今日。 当然のごとく、あの連中が受け入れるはずもなく。 ―――拒絶の言葉。 次の瞬間、ナルトが取った行動は。 どこまでも綺麗な、ただ綺麗なだけの空虚な微笑みだった。 「―――シカマル・・・」 「・・・・・・・・・どうした・・・ナルト?」 ナルトのアパート。 窓際。 差し込んでくる夕陽。 小さな声。 俺は腕の中の小さな体を更に強く抱き締める。 「俺は・・・・・・弱くなったな・・・」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 「俺は・・・・・・・・・弱くなった・・・・・・・・・・・・・・・」 一体いつから、こいつの中で7班の存在がこんなにも大きくなっていたのだろう。 ドス黒い感情。 人として最も純粋で最も汚れた感情。 俺はただ、抑えるために無言で居ることしかできない。 「シカマル・・・・・・俺は別に・・・受け入れて欲しかったわけじゃないんだ・・・」 「――――――ああ」 「俺はただ・・・認めてほしかった・・・・・・俺が俺であることを」 ・・・・・・だが、あいつらには無理だった。 「拒絶されても構わない。排斥されても構わない。俺は・・・・・・」 「・・・もういい。わかったから、もう何も言うな」 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」 これ以上聞いていたら、俺はアイツらを殺してしまう。 「―――シカマル・・・・・・俺はもう、誰かを愛したりなんてしない。・・・お前も」 ・・・・・・・・・そう、か。 「――――――わかった」 お前が俺を愛さないなら、俺がお前の分まで愛してやるよ。 ぎゅっ と。 力を入れたらきしんだ体は細かった。 不意に。 口付けたら反応をした口唇は柔らかだった。 ぎゅっ と。 力を入れたらきしんだ体は震えてた。 そっと。 頬を包んだら青い瞳は濡れていた。 はたけカカシ、うちはサスケ、春野サクラ。 ―――また会おう。 今度の俺は犯罪者として。


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初リクエストありがとうございました。(嬉しいコメントも!)
名前はありませんでしたが、時間があったので早速書くことに。
短いです。あえて短く。足りない部分は人それぞれで。
曖昧な話にしたかったので。
バレネタ“後”というのが難しかった・・・・・・( ̄▽ ̄;)
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